ChatGPTさんの桜の思い出を400字以内で書いてください。

 桜の花が咲き誇る春の日、私は友人たちと一緒に桜を見に行ったことがありました。美しい桜の花を見上げながら、私たちは楽しい時間を過ごしました。その中で、私は特に一本の桜の木に心惹かれました。その木の下に座っていると、周りの桜の木々よりも美しいピンク色の花が咲いていることに気づきました。それはまるで、その木が私たちに特別な贈り物をしてくれたかのようでした。私たちは、その木の下で写真を撮ったり、おしゃべりをしたりと、とても幸せな時間を過ごしました。
 数年後、私はその友人たちと再会し、その桜の木の下に集まりました。しかし、その木はすでに切り倒されてしまっていました。私たちは、その木がなくなってしまったことに寂しさを感じましたが、その思い出は今でも私たちの心に残っています。私にとって、桜の花は美しさだけでなく、命の儚さを教えてくれる存在です。

この文章は、ChatGPTに「桜の思い出」を400字以内で書いてもらったものです。
ChatGPTについて詳しい説明はできませんが、対話型の人工知能ツールで、パソコン上で質問をすると文書で回答してくれます。有能で大学入試問題を解いた、今後の世界を変える可能性がある、大手の会社で導入決定、イタリアでは個人情報上の問題があるので一時禁止など、さまざまな情報を耳にします。

となると気になります。どんな文章を書くのでしょうか。
それが冒頭の文章です。文章はまとまっていますし、エピソードもきちんと入れてあり、じょうずな文章です。このエピソードをどこから拾ってきたのかは知りませんが。
ChatGPTが書いたと言うと、色眼鏡で出来を判断してしまいそうですが、何も言わなければ、どう感じるでしょう。400字という字数内で、すっきりうまくまとめていると思います。
では、次の文章はどうでしょう。

 私にとって桜といえば、家族でのピクニックに欠かせない存在です。母が桜の花が咲く季節になると、いつも私たちを連れて公園に出かけました。私たちは青いシートを広げて、お弁当を食べたり、ボール遊びをしたりしながら、美しい桜の花を眺めていました。
 ある年、私たちは新宿御苑に行きました。そこにはたくさんの桜の木が植えられ、満開の花が公園中を彩っていました。私たちは、木陰でお弁当を食べたり、公園内を散策したりしながら、桜の花の美しさに感動しました。そんな中で、私はある一本の桜の木に心惹かれました。それはとても大きく、周りの桜の木々と比べると存在感がありました。私たちはその木の下で写真を撮り、その美しさを何度も見惚れました。
 今でも、春になると母と一緒に公園に出かけ、桜の花を楽しんでいます。桜の花は私たちに、家族の絆や思い出を深める大切な存在です。

これもまたChatGPTに書いてもらったものです。
冒頭の作品を書いた直後に頼んだら、この作品を提出してくれました。しかも、躊躇なくさらさらと書き上げました。新宿御苑が花見の名所であることも知っているのですね。おもしろくなって、また同じ依頼をしたら、別の作品をさささと仕上げました。大学入学時のキャンパスで見た桜の話でした。
800字でと倍の長さを頼んだら、これまたすぐに書き上げました。日本の伝統文化や花言葉についても言及していました。文章を書く能力は大したものです。
おもしろいことに、どの文章も、最後が「桜は私にとって○○な存在です」で終わっていました。結論をきちんと述べるというフォーマットになっているのでしょうか。
ちなみに「エッセイ風に書いてください」と頼んでも、同じような文章でした。

ChatGPTの文章能力に感心する一方で、 自分のエッセイは自分で苦労して書くからこその楽しさがあるのだろうと思いました。 しかし、添削くらいは頼めるかも? 次の機会に試してみましょうか。