エッセイ「エッセイ工房」

私の所属しているエッセイグループでは、年に1回、会誌を発行しています。内容は会員のエッセイが主です。2024年3月に発行されたのが33号、実に長く続いています。
長く続いているのは、会誌の編集・発行を担当する仲間が、毎年毎年、準備をしてくれるからです。ありがたいことです。
会誌に載せるエッセイは、仲間同士で合評を行います。先日、その合評会に参加してきました。

私が書いた作品のタイトルは「エッセイ工房」。始めて6年になり、このサイトに携わっているときの楽しさを書こうと思いました。それを伝えるには、エッセイ工房の説明がまず必要です。なぜこのサイトを作ろうと思いついたのか、どのような内容のものか、サイトを見た人からの感想までを、2500字ほどにまとめました。このサイトを見たことがない人にもわかるように、詳しく書きました。

さて、仲間からは、次のような意見が出ました。
〇記事のタイトルが羅列されていて、いかにも説明的
  (私の言い訳)サイトを知らない人に、どのような内容かを伝えるために、タイトルを書けば、中身を想像してもらえると思ったのですが……
〇山となる部分がなく、全体的に平坦。サイトを見た人の感想の部分のエピソードをもう少し書き込むとか?
  (私の言い訳なし)おっしゃるとおりです。
〇全体的に説明的で、まじめ。少し崩して書いたらどうでしょうか
  (私の言い訳なし)おっしゃるとおり。なんだか、おもしろくない作品だなあと、書きながら思っていました。

他人の作品についてはいろいろ直すべき箇所が見えてくるのですが、自分の作品はまったく見えていませんでした。全体に説明的すぎ。このサイトを知らない人に説明しなくてはならない、という意識が強すぎました。
大きく修正しました。記事のタイトルを羅列するのをやめ、3つの項目「今月の話題」「今月のエッセイ」「参考書」があるという説明も削り、記事を書くヒントとなったエピソードを2つ選んで、それがどのような記事になったか、という書き方にしました。
「月に3回、記事を更新している。締め切りを決めないと、エッセイ同様、書きたい気持ちはあっても書けないから」と長々と書いた部分は、だいぶ簡単にしました。それほど長く書くこともない話なので。
そして、エッセイ工房を読んでくれる人のエピソードを書き足しました。エッセイ工房を続ける原動力として、欠かせない部分です。

少し崩せたかはわかりませんが、当初の真面目一辺倒からは脱却できたはず。
この会誌は、来年2025年3月発行。発行されたら、「今月のエッセイ」に載せますね。まだまだ先の話です。