フォント

現在、ある作品集を制作中です。私が関わっている4つのエッセイ教室のメンバーに、同じテーマで作品を書いてもらい、それを1冊にまとめたものを作ろうとしているのです。(詳しくは、こちらをご覧ください)
現在は、各教室で合評が行われ、それぞれの作品が完成しつつあります。25編に近い作品が集まる予定です。

その間に、私は作品集のレイアウトを考えています。
作品集の大きさはA4を二つ折りにした大きさA5、
文字のサイズは11ポイント、
文章は1行に36~40字、行数は16~18行を目安に考えています。
この文字数・行数に幅を持たせているのは、フォントによって微妙に調整が必要だからです。編集はMicrosoftのwordで行うので、wordにもとから装備されているフォントの中から選ぶことになります。

ご存じの方は多いと思いますが、フォントとは書体のことです。以前のwordではMS明朝とMSゴシックが標準フォントとして使われていましたが、最近は游明朝と游ゴシックが標準になりました。フォントについて特に気にしなければ、初期設定されている游明朝で書いていることが多いはずです。
これまで、私が個人的に作った作品集では、内容や雰囲気を考えて、游明朝・HG正楷書体-PRO・HGゴシックMなどを使ったことがあります。

今回の作品集のフォントについて考えていたところ、エッセイ教室で、ある作品に出合いました。それは、UDデジタル教科書体というフォントの作成者について書かれたものでした。UDとはユニバーサルデザインのことで、視覚障害のある子どもたちに読みやすい書体を教科書でも利用できるようにと、ある女性が孤軍奮闘してこのフォントを完成させたと知りました。
そのフォントはwordにも装備されているので試してみたところ、はっきりとしていて、とても見やすい。今回の作品集はこれでいってみようと決め、文字数などを試した結果、40字×17行がしっくりきて、レイアウトが決まりました。

フォントの例をいくつか挙げてみました。フォントや大きさ、字数や行数を変えて書いてみると、自分の作品の見え方が違っておもしろいと思います。時には遊び心でお試しください。ちなみに、このエッセイ工房の文字は、メイリオというフォントで書いています。

フォント名に「P」が入っていると、それはプロポーショナルという意味で、文字の間隔が自動的に調整されます。そのため、1行の字数がばらばらになってしまうので、字数をきっちり数えたいときは、「P」が付いていないフォントを使います。ご存じの方には不要な情報で、失礼いたしました。