合同合評会プロジェクト

2025年6月11日の「今月の話題」で、次のプロジェクトについて考えていると書きました。
私が関係しているエッセイ教室の参加者みなさんで、1回目のプロジェクトでは合同作品集を作りました。次のプロジェクトとして、「みんなで集まって合評をしたらどうか」という案が、ある教室で出たのです。ほかの教室の皆さんはどう思うか、参加してみたいか、各教室で聞いてみました。

多くの方から、「ほかの教室の方たちの意見を聞くのはとても参考になるし、刺激にもなる」という賛成意見が出ました。
躊躇する意見としては、日程が合えばよいが、あまりに暑いとか寒い日の開催だと行くのが大変、場所が遠いと行きにくい、などの問題も上がりました。参加人数が多いと合評に何時間もかかる、その場合はどうするのか、と心配する意見もありました。
また、「はじめて会う人に、その場で面と向かって意見を伝えるのは、とてもハードルが高い。でも文章に書いて伝えるのなら、できそうだ」という意見もありました。参加方法にもいろいろな選択肢を考えたいものです。

全般的には、賛成意見が多かったので、これを2回目のプロジェクトとして進めることにしました。
プロジェクトのタイトルは「合同合評会」。準備については、この案が出たA教室の参加者に中心になってもらうことにしました。
6月のA教室のあとのお茶の席が、さっそく会議の場となりました。日程、場所など、早めに決めるべき事項はありますが、一番の問題は、合評会の進行方法です。

〈進行方法〉
〇1作品に対する合評の時間を何分にするか
何人の参加があるかわからないが、昨年の合同懇親会には17名が参加。その人数で計算すると、1人10分の合評でも、170分、3時間かかる。10分では自分の作品を朗読する余裕はなさそうだ。
以前、私の所属するエッセイグループkegで公開合評会を開催したときは30名ほどの参加があり、お昼に弁当を出して1時間の休憩をとり、午前午後、それぞれ2時間から2時間半の合評を行った。そこまですると一日仕事になって、参加する人たちにとっても負担になる。なんとか3時間以内で、途中にトイレ休憩を挟むくらいで進めたい。
〇2つのグループに分けるか
参加者がもっと多い場合、2つのグループに分けて、同じ時間帯に2部屋で合評を行うことも考えられる。しかし、それでは一体感がなくてつまらない、という意見もある。
〇発言する人
挙手で発言してもらうのか、前もって作品ごとに意見を言う人を割り振るのか。なるべく自由に発言してほしいが、一つの作品に意見が集中しても困るし、まったく感想が出ないのも困る。

まだまだ、考えるべきことはたくさんありますが、楽しくそして意義のある合同合評会を目指して、プロジェクトは動き出しました。